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エレベーター用語集
「調速機」speed governor
調速機は、一般に回転機の速度を調整するためのものであるが、エレベーターでは、かごの速度が異常に増大したとき、これを検出して停止させるために用いられる。
その機能の第一は、かごの速度が定格速度の1.3倍(定格速度が45m/min以下のものでは63m/min)を超えないうちに、過速スイッチを作動させ、動力をしゃ断してエレベーターを停止させること、第二は、下降速度が更に増大したとき、定格速度の1.4倍(定格速度が45m/min以下のものでは68m/min)を超えないうちにガバナロープを拘束し、非常止めを作動させることである。
非常止め装置との連動機構は、一般に下図のとおりである。
この図で調速機は常にかごと同期して回転駆動され、上記第二の機能が作動すると、調速機のロープキャッチがガバナロープを拘束し、その結果、非常止め引上ロッドを引上げ、非常止めを作動させる。
調速機の構造は、大別してディスク形とフライボール形に分けられる。(建築基準法施行令第129条の9)
 過速スイッチ、ガバナロープ